SONY α7Ⅲ / ZEISS LOXIA 21mm F2.8
首都圏外郭放水路を見学に行ってきた。
埼玉県にある、水害から首都圏を守る地下施設。
江戸川と荒川に挟まれた地域は、河川が氾濫した際に水が溢れ、さらに水はけが悪い事から昔から水害に悩まされてたらしい。
そこで、一定以上の水位に達すると、5つある縦坑から地下へと水を送り込み、江戸川へと放水する。その水を貯めて水圧等を調節するプール、写真の通り巨大な柱が立ち並び、まるでパルテノン神殿のよう。
そこから『防災地下神殿』と呼ばれるようになったとか。
映画やアニメなどの舞台としても使われる事があり、一部の人には有名な施設。
なにより見た目がいいので、一度行ってみたいと思っていた。
暗い地下空間に巨大なコンクリートの柱が立ち並ぶ姿は、荘厳の一言だった。
ちなみに、自分用クリスマスプレゼントとして、NOKTON 58mm F1.4 SL IISを買ったんだけど、まさかのこれがデビュー戦となった。
21mmと2本でいいバランスになった。
SONY α7Ⅲ / ZEISS LOXIA 21mm F2.8
SONY α7Ⅲ / Voigtlander NOKTON 58mm F1.4 SL IIS
SONY α7Ⅲ / ZEISS LOXIA 21mm F2.8
台風の時など、年に7回ほど稼動するらしい。
一度稼動すると土砂なんかも流れ込む。その都度取り除いて、土砂は堤防造りに再利用されるとか。
ところどころ水たまりが残ってた。
SONY α7Ⅲ / ZEISS LOXIA 21mm F2.8
入ったところの柱にあったマーク。
下のラインを超えると排水ポンプが作動するんだったかな。
上のラインを超えないように調節しながら江戸川に排出していく。
SONY α7Ⅲ / ZEISS LOXIA 21mm F2.8
天井に四角い窪みがあるが、その上の蓋を開くと地上。
あの穴からクレーンで重機を降ろしたり、土砂を運び出す。
SONY α7Ⅲ / ZEISS LOXIA 21mm F2.8
真ん中の柱の下に立っているのはスタッフさん。
「見学者は、ここから先には入ってはダメですよー」
と説明しているところ。
人物との対比で、大きさが分かる。
SONY α7Ⅲ / ZEISS LOXIA 21mm F2.8
出入り口の階段。
ここは地下60m。階段で出入りする。かなりしんどいし、ひんやり寒い。
SONY α7Ⅲ / ZEISS LOXIA 21mm F2.8
SONY α7Ⅲ / ZEISS LOXIA 21mm F2.8
この柱がなんのためにあるかというと、天井を支えるためじゃない。(そのためならたぶんこんなにいらない)
水が入ってきた時に、この水槽自体が浮き上がってしまうのを防いでるらしい。
SONY α7Ⅲ / Voigtlander NOKTON 58mm F1.4 SL IIS
ここから58mm。
SONY α7Ⅲ / Voigtlander NOKTON 58mm F1.4 SL IIS
第一縦坑。
水槽に直接繋がっている縦坑で、この下に直径10mの横穴があって、第二から第五までの縦坑から流れてきた水が、ここを通って水槽に入ってくる。
ちなみに、縦坑に水を流し込む時、真っ直ぐ落とすと床が削れてしまうため、円筒の縁に沿わせて流す方式を採ってるらしい。(水量の多い場所だけ)
一番水量の多いところは、2箇所から流し込んでて、『スパイラルドロップシャフト』というカッコいい名前が付いていた。
そういう細かいところにも、ちょっとした技術が使われていて、なんかワクワクする。
SONY α7Ⅲ / Voigtlander NOKTON 58mm F1.4 SL IIS
柱の回廊と、三脚を使って撮影している私の友人。
使っているレンズは、私が貸してあげたLOXIA 21mm F2.8。
レンズ沼にハメる気まんまん。
以上。
大人の社会科見学楽しい。
車を出してくれる人がいると、自分じゃ行けない場所に行けるからありがたい。
紅葉とか荒川の写真が続いてしまうので、これを一度挟んでみた。
まだまだストックがあるので、暇を見て更新します。